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【STEP 03_したてる・ととのえる】言葉とデザインで一貫性を生み出す。Webサイトを「選ばれる理由」に変える実装術

こんにちは、株式会社ebanatです。

STEP 01では、対話を通して、企業の中にすでにある価値や強みを見つけました。STEP 02では、それらを整理し、その企業らしい「ブランドの軸」を定めました。

最終ステップとなるSTEP 03「したてる・ととのえる」では、定めたブランドの軸を、言葉やデザイン、Webサイト、顧客との接点へ落とし込んでいきます。

企業らしさを、相手に伝わり、実際に機能する形へ整える段階です。

Web制作・デザインの前に、軸が必要な理由

「デザインが古くなったから」「スマートフォンで見にくいから」といった理由でWebサイトのリニューアルを進めると、個人の好き嫌いが判断基準になりがちです。

土台となるブランドの軸が決まっていないまま制作へ進むと、次のようなずれが起こりやすくなります。

  • 経営者は「将来像」を伝えたい一方で、営業部門は「既存商品の説明」を増やしたい
  • 採用担当者は「人の温かさ」を見せたい一方で、制作側は「先進性」を強く打ち出したい
  • 参考サイトの雰囲気だけを真似してしまい、自社の特徴を説明できない

どの要望も、それぞれの立場から見れば間違いではありません。しかし、共通の判断基準がなければ、会社の見え方がページごとにばらばらになってしまいます。

Webサイトやデザインを考える前に、STEP 02で定めたブランドの軸へ立ち返ることが大切です。

方針を言葉と見た目に落とし、接点へ広げる

定まったブランドの軸を、文章、情報、写真、色、ページの並び方、問い合わせの導線などへ変換していきます。

ブランドの軸は、一つのキャッチコピーに反映するだけでは十分ではありません。顧客や求職者が実際に触れる複数の接点へ広げることで、企業の価値や姿勢が伝わりやすくなります。

実装する領域は、大きく次の3つに整理できます。

実装する領域何を整えるかブランドの軸とのつなげ方
言葉と情報キャッチコピー、見出し、説明文、ページ構成、事例抽象的な言葉だけでなく、その会社らしい行動・仕組み・事実まで伝える
デザインと写真色、余白、レイアウト、写真、ビジュアル伝えたい企業姿勢と、見た目から受ける印象を一致させる
導線と体験ページの移動、問い合わせフォーム、送信後の案内など掲げている価値が、実際の分かりやすさや使いやすさにも表れる状態にする

言葉と情報

「高品質」「お客様第一」といった抽象的な言葉だけでなく、その背景にある実際の行動や仕組み、事例まで伝えます。

ブランドの軸を、読み手が確認できる事実へ置き換えることで、その会社らしさが具体的に伝わるようになります。

デザインと写真

正確さや堅実さを大切にする企業であれば、情報をすっきりと整理した見せ方が考えられます。

人との対話が強みであれば、過度に整えた素材写真だけでなく、業務風景や打ち合わせの様子など、現場の関係性が分かる写真を使うことも有効です。

デザインや写真も、ブランドの軸を伝えるための大切な手段です。

導線と体験

「丁寧な対応」を掲げているにもかかわらず、問い合わせフォームの入力項目が多すぎたり、送信後の案内が不十分だったりすると、言葉と実際の体験にずれが生まれます。

サイトの説明を分かりやすくする、問い合わせ項目を絞る、送信後の案内を丁寧にするなど、掲げている姿勢を体験全体へ反映させます。

ブランドは、企業が「言っていること」だけでなく、相手が「体験したこと」によっても形づくられます。

見た目と言葉、そして実際の体験がつながっているほど、相手はその会社の姿勢を理解しやすくなります。

「選ばれる理由」の役割――実装と成果につなげる

ブランドの軸を、言葉、デザイン、Webサイト、発信、体験へ一貫して展開し、伝わり、機能する形へ整えていきます。

これは、Webサイトを作れば選ばれる、デザインを変えれば成果が出る、という意味ではありません。

企業が大切にしている価値や姿勢を複数の接点で一貫して表現することで、相手がその企業の特徴や「選ばれる理由」を理解しやすくなるということです。

STEP 01で見つけた「らしさ」を、STEP 02でブランドの軸として整理し、STEP 03で具体的な形へ仕立てる。ここまでつながることで、ブランドの軸が日々の発信や顧客との接点で役割を果たし始めます。

公開後も、反応を見ながら育てる

Webサイトは、公開して終わりではありません。

現場の声や顧客の反応を見ながら、たとえば次のような変化を確認します。

  • 商談前の顧客が会社の特徴を理解し、質問の内容が変わったか
  • 社員が自社の価値を、自分の言葉で語れるようになったか

こうした反応を確かめながら、言葉や情報、見せ方、体験を少しずつ整えていくことが大切です。

ブランドは公開した時点で完成するものではなく、顧客や現場との関わりの中で育てていくものです。

ブランドの軸を言葉やデザイン、Webサイト全体へ落とし込む考え方について、さらに詳しく知りたい方は、企業の「らしさ」を伝えるWebサイトのつくり方を詳しく見るもあわせてご覧ください。

まとめ

STEP 03「したてる・ととのえる」は、定めたブランドの軸を、相手が実際に触れられる形へ変える工程です。

キャッチコピーだけではなく、文章や情報、デザイン、写真、導線、問い合わせ体験まで、同じ軸でつなげていきます。

自社が大切にしている姿勢と、相手が受け取る印象や体験が一致しているか。公開後も反応を見ながら確かめ、整え続けることで、企業らしさはより伝わりやすくなります。

企業らしさをWebサイト全体へどう落とし込むのか、さらに詳しく知りたい方は、関連記事もあわせてご覧ください。

ebanatでは、ブランドの軸を策定するだけでなく、Webサイトや各種ツールへ落とし込むためのデザイン・実装、公開後の運用まで一貫して伴走しています。

「ブランドの方向性はあるものの、言葉やデザイン、Webサイトへどう反映すればよいか分からない」と感じている方は、お気軽にお声がけください。

自社の軸と実際の表現がつながっているか、一緒に整理し、形にしていきます。一緒につくり上げていきましょう。

この記事を書いた人

株式会社ebanat
代表取締役 田辺 正太

ファッション業界でブランドづくりに携わった後、家業である中小企業の経営へ。会社の中にある価値や想いを見つめ直し、企業理念、サービス、Webなどを一つずつ整えてきました。その経験から、まだ言葉になっていない企業の“らしさ”を見つけ、伝わる形にしていく株式会社ebanatを設立。ブランド戦略を起点に、Web、マーケティング、AI・デジタル活用まで一緒に考えています。

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